支部懇談会開催報告

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【全国懇談会】若者の地域定着へ政策動員=グローバル人材も育成―前川文科審議官

2015.3.30

  文部科学省の前川喜平文科審議官は3月27日、東京都内で行われた内外情勢調査会で講演した。安倍政権が掲げる地方創生施策について「若い人材を地域に定着させることが何より大切」と述べ、東京圏への転出者が地方の転入者を上回っている状況を2020年までに均衡させる目標達成に向け政策を総動員する考えを示した。
  具体的には、文科、総務両省の協力で15年度から始まる奨学金減免の新制度を紹介。自治体が地元産業界と共同で設ける基金で、地元企業に就職する大学生の奨学金返済を肩代わりする仕組みで、前川氏は企業の積極参加を呼び掛けた。
  また、民間からの寄付金を集めて日本の学生を海外留学に送り出す「官民協働留学支援制度」を取り上げて「日本の若者の内向き志向を変える必要がある」と指摘した。同事業では地域人材コースを設け、留学後に地域活性化に貢献する人材を育成する。前川氏は「地域に根差しながらグローバルに活躍できる人材を育てることにつながる」と強調した。(了)