支部懇談会開催報告

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【神戸支部】震災20年で「新ステージ」へ―井戸兵庫知事

2015.5.18

  兵庫県の井戸敏三知事は5月15日、神戸市内で開かれた内外情勢調査会で、「安全安心と元気の創造」をテーマに講演した。「阪神大震災から20年が経過し、兵庫は新しいステージを迎えた」と話し、「安全安心の確保」「地域創生の実現」を柱とする県政運営を訴えた。
  井戸知事は「あらゆる活動の基盤は安全安心」とし、防災・減災対策に加え、治安や生活環境の向上などの重要性を強調。建物の耐震化や治山・砂防ダムの整備 といった災害対策や、全国初の自転車保険加入を義務化する条例の施行、県立病院の整備など、県民の安全安心に寄与する施策について紹介した。
  県は4月、地域創生条例を施行し、県地域創生推進本部メンバーと「産学官金労言」の代表らで構成する戦略会議を設置。結婚支援事業やUIJターンの促進などによる人口対策に加え、集落再生や産業競争力強化といった地域活性化に向けた施策を推進する。
  井戸知事は、時代の流れが「成長社会から成熟社会へと変化している」と指摘。「これからは多様性の発揮と地域の個性の連携が必要」と話し、防災やものづくりの知識、多文化共生といった「兵庫の強み」を生かしたいとした。
  1995年に発生した阪神大震災に関しては、今年3月に国連防災会議で制定された「仙台防災枠組み」の中にも「20年の経験を盛り込めた」と取り組みの成 果を誇る一方、退居期限が迫る借り上げ復興住宅などを挙げ、「節目を迎えても全て課題が解決しているわけではない」と話した。(了)