支部懇談会開催報告

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【時事通信セミナー】和食の魅力と効能アピール=小泉東京農大名誉教授が講演

2015.5.21

  「食の安全」をテーマに有識者や農林水産省の担当者らが議論する「グローバル時代の“食”を考える」と題したセミナー(時事通信社主催、イオン株式会社協賛)が5月21日午後、名古屋市の名古屋インターナショナルホールで開かれた。冒頭、東京農大の小泉武夫名誉教授が講演し、和食の魅力と効能について語った。

  小泉氏は和食を取る日本人の割合が51%に低下していることを説明し、「民族の食を放棄するものだ」と指摘。和食で低カロリー、低タンパクの食生活を続けてきた日本人が、高カロリーで高タンパクな食事になったことに警鐘を鳴らした。

  また、和食が2013年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたことに言及し、「和食を中心にした素晴らしいものを作り上げ、外国から入ってくるものも安全なものだったら食べるべきだ」と語った。

  小泉氏は「心で味わうのが和食で哲学的な食事だ」と強調。大豆は牛肉と同等のタンパク質が取れる一方、カロリー摂取量は非常に低いことを解説し「世界一ヘルシーな健康食品だ」と語った。小中高校生による暴力事件が増加傾向にあることにも触れ、「和食を食べていた時にはこんなことはなかった。肉ばかり食べてミネラルが消失すると怒りやすくなる。野菜を食べると心がとても安定する」と述べた。

  講演後には行政、企業、生産者の食の安全に対する取り組み報告が行われ、小泉氏らによるパネルディスカッションも開催された。(了)