支部懇談会開催報告

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【茨城支部】「東京も地方も元気に」=内外情勢調査会で講演―橋本茨城知事

2015.10.16

 茨城県の橋本昌知事は10月2日、水戸市で開かれた内外情勢調査会で、「茨城の未来と地方創生の取り組み」をテーマに講演した。橋本知事は「東京一極集中是正で、(人が)地方にどんどん行けばいいというだけでも足りない。東京が弱くなったら日本はじり貧になる」と指摘。その上で「どういう形で東京を強くするか。一方で東京への人口集中はやめさせる。これを解決できるようなことをやっていかなければいけない。東京も元気で、地方も元気でないといけない」と強調した。

 雇用や経済対策をめぐっては、「交通ネットワークやインフラを整備することで製造業などを誘致し、雇用を増やすことを基本的な発想にしてきたが、違う段階になっている」と分析。「ソフト産業やコンテンツ産業に誘致の働き掛けも行っているが、われわれの発想では追い付いていけないような産業ができている。そういったものを発想できるような人間をつくらないといけない」と述べ、科学技術の振興に力を入れる必要があるとの認識を示した。

 人口減少に関しては、日本創成会議の推計で県内の18市町村が「消滅可能性都市」となっていることに触れ、「どうやって少しでも元気な方に向けるかが課題になってくる」と語った。

 中でも、県内大学卒業生の県内企業への就職率が4割にとどまっている現状を憂慮。「県内企業について、(学生に)十分に認識してもらってない。これをどうするかが大きな課題だ」とした。

 その解決策として、県の経済団体が大学と連携を深める必要性に言及。「大学生に県内企業の情報を流してもらう。大学生の状況をこちらに流してもらうということで、県内へ戻ってくるU・I・Jターンをもっと進めないといけない」と力説した。(了)