支部懇談会開催報告

一覧へ戻る

【佐賀支部】危機管理、情報の重要性を強調=内外情勢調査会で講演―山口佐賀知事

2015.11.11

佐賀県の山口祥義知事は10月26日、佐賀市内で開かれた内外情勢調査会で講演し、自身の体験を交えながら、組織における危機管理の在り方について触れ、「下の人間がいかに上に情報を伝えることができる環境であるかが大事。情報の大事さをしっかりと考えていかないといけない」と強調した。

 山口知事は、自身が過去に携わった北海道の製油所での火災などを例に挙げ、「事実を言える環境でないといけない。部下は嫌な情報を上司に伝えたくないものだが、伝えないのは悲劇の始まり。それができているだけで判断を間違えない組織になっている」と語った。

 知事は、これまでの災害などでの現場経験を基に、責任を明確にすることの大切さを強調。「責任を明確にしなければ、災害対応では間違いなく後手に回る」と指摘した。

 さらに、茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)の臨界事故での対応に携わった経験も紹介。「防災計画を常に新しいものに変えていくことは大事だが、教科書通りにはいかない」と説明。現場で臨機応変に動くことの大切さを訴えた。(了)