支部懇談会開催報告

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「地域で政策共有する時代」=内情岐阜支部で講演―細江岐阜市長

2015.12.24

岐阜市の細江茂光市長は11月25日、「ぎふルネサンス2016 個の復権、心の原風景」と題し、内外情勢調査会岐阜支部で講演した。人口減少社会を迎える中、「自治体ごとにパイを取り合うより、広域的に人口を減らさないよう考えていかないといけない。『病気にならない』『ごみを減らす』など、政策を共有していく時代になっている」と述べ、周辺自治体との連携強化を訴えた。

 市長は「減税」を看板政策に掲げる名古屋市を念頭に、「税を下げれば企業や人口が入ってくると言うが、取られるのは周辺自治体だ」と指摘。「取り合いでなく、地域一体として施策を考えていくべきだ」と呼び掛けた。

 また、「日本は戦後、同じベクトルで歯を食いしばって世界第2位の経済大国になったが、中国やインドなどの大きな国が頑張ってきて時代が変わった。多様性、個を取り戻そうというルネサンスが必要だ」と主張。英語、理数科教育の充実や、問題を抱える子どもをワンストップで支援する「子ども・若者総合支援センター」の整備、7月に開館した図書館複合施設の活用などを通じ、将来を担う世代を育てる重要性を強調した。

 外国人観光客の増加については「市のGDPの約9割が第3次産業で、追い風が吹いている。3月に国重要無形民俗文化財に登録された長良川鵜飼(うかい)を『(日本の)ロイヤルファミリーと関係がある』などとPRし、外国人観光客を呼び込んでいきたい」と指摘。「織田信長公の楽市・楽座や戦後に繊維産業が盛んになった時期など、岐阜が輝いていた時代を『心の原風景』として、輝きを再生したい」と意気込みを示した。(了)