支部懇談会開催報告

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「地方創生は日本救う」=内外情勢調査会で講演―山田京都知事

2015.12.24

京都府の山田啓二知事は11月30日夜、京都市内のホテルで開かれた内外情勢調査会で講演した。人口減少や少子高齢化、東京一極集中、疲弊した地域経済の現状を説明した上で、「やがて日本全体が衰退し、いずれ死に至ることは明らかだ。地方創生は地域のためではなく、日本を救うための政策でなければならず、国を根本的に変えていく運動だ」との考えを示した。

 山田知事は、国の総合戦略で掲げられた「地方での安定した雇用創出」「地方への新しい人の流れをつくる」といった四つの基本目標について、インフラ格差や都会中心のものの考え方といった、それぞれの課題を指摘。「地方創生には、発展を妨げている価値観と構造変化に対応する適切な施策を打っていけるかが重要だ」と述べた。その上で、京都流の地域創生を目指すため、オール京都体制で「新しい文化創生」に取り組むと強調した。

 具体的な施策として、子育てしやすい住環境の整備、住宅取得に関する不動産取得税の軽減や子育て応援総合融資制度(仮称)の創設といった多子世帯への経済的な負担軽減、中小企業・農林水産業への支援などを紹介。国に対しては、京都舞鶴港への液化天然ガス(LNG)受け入れ基地と広域パイプライン整備の他、文化庁などの移転や企業の地方拠点強化に向けた税の軽減制度などを強く要望していると説明した。(了)