支部懇談会開催報告

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新幹線延伸、沿線県連携で効果持続を=内外情勢調査会で講演―石川、埼玉両知事

2015.12.24

石川県の谷本正憲知事と埼玉県の上田清司知事は12月16日、さいたま市内で開かれた内外情勢調査会でそれぞれ講演した。3月の北陸新幹線の延伸開業を受け、両知事は「想像を超える経済効果を生み出した。各県の連携で持続させたい」(谷本知事)、「沿線で産学連携が進んでいる」(上田知事)と述べ、周辺地域の観光、産業のさらなる活性化に期待を示した。

 谷本知事は、重点的に誘致している首都圏からの観光客について、これまでの年200万人台から増え、「今年度は400万人を達成する」との感触を語った。東北からの客数も「想定外」に伸びているとの認識を示した。

 外国人旅行者の誘客策としては、東京と名古屋、京都、大阪をつなぐ既存の観光ルートに対抗し、北陸新幹線沿線を「新ゴールデンルート」として売り込みたい考え。「沿線自治体が連携すれば可能性は十分にある」と強調し、大阪までの同新幹線延伸も「早く進めてほしい」と訴えた。

 上田知事は、大宮駅を中心とした鉄道網に加え、圏央道の県内区間の全線開通に触れ、産業振興を目指す上で「埼玉県はロケーションに恵まれている」と分析。北陸新幹線の延伸により、企業立地や商談の活発化、研究機関同士の協力など、「いろいろな可能性が出てきた。広域連携が進む」との展望を語った。(了)