支部懇談会開催報告

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食分野やコンベンション誘致で連携=北九州、下関両市長が内情講演

2016.2.22

 関門海峡を挟んで隣接する北九州市と山口県下関市の両市長が2月18日夜、北九州市内で開かれた内外情勢調査会で、「観光振興と関門連携」をテーマに講演した。

 北橋健治北九州市長は、市がブランド化を推進している「豊前海一粒かき」といった水産物について、全国的に有名な下関のフグやアンコウとのタイアップを図り、「『食の関門』ということで売っていきたい」と表明。食分野での関門連携を進めて観光客への訴求力を高めたいとの考えを披露した。

 外国人観光客の間で人気上昇中の小倉城についても触れ、周辺のリニューアルを進めて回遊性を高めることで「もっともっと多くの人に訪れていただくようにする」と力説した。

 中尾友昭下関市長は「山口県内で大規模なコンベンションを開催できるのは下関だけだ」と強調。1万人規模の参加が見込まれる経済波及効果の大きいコンベンションの誘致に力を入れていることを説明した。

 ただ、下関市内にはホテルなどの宿泊施設が不足している。中尾市長は「不足分は北九州市に泊まってもらえばいい」と述べ、コンベンション誘致の分野でも関門連携は有効だとの考えを示した。

 両市長に続き、若い女性に大人気のファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)」のチーフプロデューサーの村上範義氏も講演。北九州市の誘致を受けて昨年10月に同市小倉北区で開催したTGCのイベントに1万人超の来場があり、大きな経済波及効果を生んだことを説明した。

 TGCのイベントは2016年度も北九州で開催される予定。村上氏は「地方創生の一つの鍵として広域連携がある。関門エリアにおいてTGCが何かしらの役割を果たし、まちを盛り上げていきたい」と語り、北九州だけでなく下関の活性化にも貢献できるようなイベントに工夫したいと意欲を見せた。(了)