支部懇談会開催報告

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人口減克服で「人幸」増へ=内外情勢調査会で講演―三村青森知事

2016.4.12

青森県の三村申吾知事は3月9日、青森市内で開かれた内外情勢調査会で講演し、基本計画「未来を変える挑戦」に基づく2016年度の推進事業について説明した。三村知事は「人口減少対策の取り組みを一層強化する」と述べた上で、「人口減少克服で『人幸』増加へ。幸せの多い青森県を県民の皆さんと一緒につくっていければ」との考えを示した。

 県は基本計画で、分野横断で重点的に取り組む戦略プロジェクトとして「人口減少克服」「健康長寿県」「食でとことん」の三つを掲げている。15年8月には、人口減少対策のアクションプランとなる地方創生の総合戦略を策定した。

 三村知事は、16年度は人口減少克服に向け、地方創生の取り組みを本格的に展開すると説明。具体的には人口の社会減、自然減対策のために戦略プロジェクトを強化するほか、人口減少対策に積極的に取り組む市町村への独自支援を充実させると強調した。

 社会減対策としては、26日の北海道新幹線(新青森―新函館北斗)開業や、青森空港への中国定期便就航など新たな誘客チャンスを最大限に活用し、交流人口を増やすと指摘。自然減対策では、「未来を担う子どもたちが青森で生まれ、希望を持って成長し、その希望を実現できるよう一連のライフステージに応じて切れ目のない施策を展開していく」との方針を示した。

 一方、環太平洋連携協定(TPP)対策関連では、一層の販路拡大や生産基盤の強化、担い手の育成などに取り組むと強調。今後は「国内外でいかに販路を守り、伸ばすか」が重要になるとの認識を示した。

 知事は最後に、県産農林水産物の県外販売で苦労したことに触れ、「総合販売戦略では(店頭に)1個のリンゴ、1個のニンニクを置いてもらうところからスタートした」と紹介。その上で、「どの分野も積み重ね、積み重ねで、『継続は力なり』ということを改めて思っている。最大限に県民の幸せ、人口増加につながるよう頑張っていく」と決意を新たにした。(了)