支部懇談会開催報告

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地域への流れ「確かなものに」=内外情勢調査会で講演―井戸兵庫県知事

2016.4.12

 兵庫県の井戸敏三知事は4月7日、神戸市内で開かれた内外情勢調査会で「兵庫創生に挑む」をテーマに講演した。「地方を目指す人が増えている。それを確かな流れにしていかなければならない」と意気込んだ。

 地方創生に向けて、「平均点を上げてもしょうがない。もともと持った強みを生かした地域づくりを進めていく」と強調。阪神大震災の経験から培われた安全・安心の基盤やものづくり産業の集積による次世代産業の育成といった多岐にわたるアピールポイントを挙げ、「多様性を生かしながら一つのまとまりとしての兵庫らしさを出していく」と訴えた。

 東京圏や大阪府などへの転出が目立ち、昨年の社会移動は全国ワースト2位。県内でもここ5年間で十地域のうち神戸市を含む8地域の人口が減り、「両方の課題に対応していかなくてはいけない」と危機感を募らせる。そこでまずは転出の目立つ20代への雇用情報の提供とマッチングを進め、今後は介護問題の対策も進めていくなど、「子育てをするなら兵庫、老後に来るなら兵庫ということを広めていきたい」と話した。

 この他、神戸市と連携して事務の共同化や関係機関の移転、都心部などの再整備を行うことも紹介。最後に「スピード感を持って、次代の流れについていけるような兵庫県であろう」と呼び掛けた。講演には神戸市の久元喜造市長らが出席し、今後も内外情勢調査会での知事講演が予定されており、合わせて県内24市町の首長が出席する予定となっている。(了)