支部懇談会開催報告

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「世界に輝く静岡」実現へ意欲=内外情勢調査会で講演―田辺市長

2016.5.27

静岡市の田辺信宏市長は5月10日、市内のホテルで開かれた内外情勢調査会で講演し、市の第3次総合計画(3次総)で掲げた「世界に輝く静岡」の実現に意欲を示した。「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)に優れた、世界水準のまちにしたい。とにかく交流人口の増加からだ」と強調。暮らしやすい観光都市を目指すとした。

 2015年度に策定された3次総は、静岡を世界有数の都市へ発展させることを最終目標に設定。まずは観光客をはじめとする交流人口の増加に着手し、それを定住人口につなげるという段階的なアプローチで取り組むとの方針を盛り込んだ。観光客らを呼び込む地域の魅力として、市は「歴史文化」「健康長寿」に焦点を当て、重点的に施策を展開している。

 市は、ポートランドなどの人口60万人規模の観光都市を理想として、まちづくりを進めている。田辺市長は「静岡には何もないという意識から脱しなければならない」と指摘。交流人口を増やすため、市民が地元への誇りを持たなければならないとした上で、「ないものねだりではなく、あるもの探しを」と述べ、市の歴史や文化の活用に力を入れる考えを示した。

 市長はまた、自身が英国の大学院へ留学した際に「日本は経済的に豊かだが、幸福な生活ではない」と感じ、ワーク・ライフ・バランスの重要性に気付いたことを紹介。「『地方都市なのにリアルじゃない』という声もあったが、できる限り実現したい」と語った。(了)