支部懇談会開催報告

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仙台と連携し人口増へ=内外情勢調査会で講演―佐藤山形市長

2016.10.19

山形市の佐藤孝弘市長は7月27日、同市で開かれた内外情勢調査会で、「山形市の将来ビジョンについて」と題して講演を行った。減少傾向にある市の人口を増やすため、隣接する仙台市との連携の必要性を訴え、参加した県内企業・自治体関係者らに協力を求めた。

 市長は冒頭、東北地方で過去5年間に人口が増えた自治体は22にとどまり、その多くが仙台市周辺に固まっていると説明。山形市では2010年の約25万4000人から5年間で約2000人減ったことを踏まえ、「県都が元気にならなければ県全体が元気にならない。市の潜在能力を考えればまだまだ頑張れる」と強調した。

 市は2月に策定した人口ビジョンで、山形市―仙台市間の交通インフラ整備を行うことにより、50年には人口30万人まで増えると想定。佐藤市長はこの日も「仙台市には海があり、何といっても商業がある。一方、山形はものづくりがまだまだ根付いていて、農業が非常に盛ん。それぞれの強みを生かすことが大事」と訴えた。

 市長はこの他、就任以来好調となったふるさと納税や、市が設けた正社員専用の求人サイトなどの取り組みを紹介。今後は道の駅を新設したり、観光商品を充実させたりする考えを示した上で、「私一人、あるいは市役所だけが頑張っても小さな力しか出ない。それぞれの立場で協力いただければ」と呼び掛けた。(了)