支部懇談会開催報告

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「世界から選ばれる地域に」=内外情勢調査会で講演―鈴木三重知事

2016.10.19

三重県の鈴木英敬知事は8月22日午後、津市内のホテルで開かれた内外情勢調査会で講演し、5月に同県で開催された主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の成果を紹介した上でポストサミットの取り組みに意欲を示した。「あらゆる分野で世界中から選ばれる地域になっていかなければならない」と決意を語った。

 サミットの一番の成果として、世界中でテロが起きる厳しい情勢の中で官民一体で対策に当たり「逮捕者ゼロの無事故のサミット」を実現したことを挙げた。2020年の東京五輪や国内での次のサミット開催に生かせる取り組みになったと評価した。

 県民らからの寄付が5億円を超え、地域でのごみ拾いといったクリーンアップ活動に6万人超が参加したことに触れ、サミットの経験を「市民が市民の手で地域を革新するきっかけにしたい」との展望を示した。多くの県民が関わったことは「次世代にとって良い機会になった」と振り返った。

 各国首脳らが訪れた伊勢神宮への6、7月の参拝客数は対前年同期比25.9%増えたといい、「日本人の精神性の根底に流れる目に見えない日本文化の中心地としての存在感を発揮したい」と強調。「いろんな事業に取り組んでいきたい」と意欲を見せた。

 サミットの経済効果については9月上旬にも公表する方針を示し、「まだまだ局所的な部分がある」との認識を示した。「伸びているのは事実」とした上で、「伸びた部分をいかにならしていくかが大きな課題」とした。

 今後の方針として、「みえ食旅パスポート」の活用などで観光客の県内周遊を促すとともに、MICE誘致に力を入れる姿勢を見せ、「国際リゾート地として日本やアジアをリードする存在になりたい」と抱負を述べた。ナショナルパークに選ばれた伊勢志摩国立公園の整備に向けた推進協議会を9月をめどに設立する考えも示した。(了)