支部懇談会開催報告

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「コラボで大きな成果」=福岡県知事、北九州市長が内情支部講演

2016.10.19

 福岡県の小川洋知事と北九州市の北橋健治市長は8月29日、内外情勢調査会北九州支部で北九州地域の発展に向けた同県市の連携した取り組みなどについて講演した。福岡県と北九州市は近年連携を強化。昨年度からは、知事、市長のトップ会談を定期的に開催、「県とのコラボレーションで大きな成果を上げている」(北橋市長)などとより緊密な協力関係を築いている。

 最初に講演した小川知事は「福岡県と北九州市はさまざまな分野で協力し発展のために力を尽くしている」と強調。県と市が連携した成功例として(1)女性の活躍をワンストップで支援する全国初の「ウーマンワークカフェ北九州」開設(2)環境に配慮した産業誘致を狙った「グリーンアジア国際戦略総合特区」での設備投資、新規直接雇用での大きな成果―などを挙げた。次いで登壇した北橋市長は、劇的に治安を回復した暴力団対策、若者のにぎわい創出に成功したイベント「東京ガールズコレクション北九州」、同市で初めて各国首脳が集まったG7エネルギー相会合などで小川知事の強いイニシアチブや後押しがあったことを明らかにした。また、同県市が共に力を入れる水素エネルギーについて、北橋市長は、町中で本格的に水素を活用する「北九州水素タウン」に触れ、「東京五輪の選手村に、福岡からぜひ(水素タウンを)売り込んでみては」と知事にアイデアを示した。

 後半では「若者定着」などをテーマにしたシンポジウムも開催され、小川知事と北橋市長はそれぞれ、地元企業と若者との工夫を凝らしたマッチング策、地域や職場の魅力づくり策などを詳細に紹介。モデレータ役の北九州市立大地域創生学群長、眞鍋和博教授は「若者のシビックプライド醸成も重要。学生らが地域の運営に主体的に関わることで醸成される」と若者が地域で活躍できる舞台作りの重要性など新たな視点を提言した。(了)