支部懇談会開催報告

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「愛知型成長モデル」を推進=内外情勢調査会で講演―大村愛知知事

2016.10.19

 愛知県の大村秀章知事は10月6日、名古屋市内で開かれた内外情勢調査会で講演した。大村知事は、県が自動車や航空宇宙産業など付加価値の高い製造業の集積地になっていることに触れ、「産業の集積がイノベーションや雇用を生み、さらなる集積を呼んでいる。この愛知型の成長モデルをこれからも追い求めたい」と力を込めた。

 技術革新を促すため、知事は「企業だけでなく、行政もチャレンジしていかないといけない」と強調。県内では自動車の自動走行や小型無人機(ドローン)の実証実験が行われ、燃料電池車用の水素ステーションの整備が進むが、こうした新技術の実用化に向けたプロジェクトに産官学で積極的に取り組んでいく方針を改めて示した。

 大村知事は、部品数が何万点にも及ぶような高度な製造業の拠点が先進国に回帰する「世界的な産業の再配置」が起こりつつあると指摘。これを好機と捉え、愛知県の高付加価値の製造業をさらに成長させることで「アジア中からもっと人やお金を呼び込みたい」と意気込みを述べた。

 また、2026年夏季アジア大会の開催地が愛知県と名古屋市に決まったことについて「躍進するアジアと絆が結ばれていくことは素晴らしい」と評価。開催準備では、中部国際空港の2本目滑走路の建設要請など地域の課題にも目を向ける考えを示し、「10年の時間軸の中でしっかり取り組んでいく」と述べた。(了)