支部懇談会開催報告

一覧へ戻る

地の利生かし産業振興=内外情勢調査会で講演―上田埼玉知事

2016.12.7

埼玉県の上田清司知事は10月7日、さいたま市内で開かれた内外情勢調査会で講演し、「地政学的優位が埼玉にはある」として、地の利を生かして産業振興に力を入れる意欲を示した。生産年齢人口の減少に対応し、女性や高齢者の就業、ボランティア活動を後押しする考えも強調した。

 上田知事は、自然環境や交通インフラなど「埼玉県には古来、地の利がある」と分析。圏央道をはじめとする道路網や、複数の新幹線が乗り入れるJR大宮駅と中心とした鉄道網など、「観光やビジネスのための条件が(そろっているのが)埼玉だ」とし、それが企業立地や県内総生産の伸びに表れていると説明した。

 さらには産業振興のため、企業の海外進出の支援に力を入れていることを説明。マグネシウム蓄電池など、県内の企業や研究機関が連携して進めている技術開発も「成功させたい」と述べた。

 生産年齢人口の減少に対応した施策については、女性の就業支援や、企業に職場環境の改善を促す取り組みが成果を挙げていると強調。高齢化が進むが、「悲観しなくていい。シニアは支えられるだけでなく、担う人だという概念を新しくつくることで変わってくる」と訴え、高齢者に就業やボランティア活動を促す施策を紹介した。(了)