支部懇談会開催報告

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地方創生「国の責任逃れでは」=内外情勢調査会で講演―細江岐阜市長

2016.12.7

岐阜市の細江茂光市長は11月11日、市内で開かれた内外情勢調査会岐阜支部の例会で講演した。この中で、地方自治体の主体性を重視する政府の地方創生に触れ、「国が元気になるために地方に頑張ってもらう制度であるにもかかわらず、国の責任逃れになっていないか」と疑問を呈した。

 細江市長は「いい知恵を出したところにはすんなり予算を付けるが、知恵が出なかったところは切り捨てになる。ただ、本来は国全体を元気にするのは国の仕事だ」と指摘。主体的な取り組みが困難な自治体への手当てもすべきだとの考えを示した。

 自治体は「それぞれの地域の実情や財政力に見合った努力を一生懸命している」と強調。個別の事情に配慮しない政策の進め方だとして「結局、国自身が政策を考える能力がないと言っているのに等しい」と批判した。

 このほか、細江市長は「昔は市町村が困っていたら県が補完する『垂直補完』だったが、今の時代は互いに横で助け合う『水平補完』だ」と述べ、市町村が単独で対応できない課題には広域連携で解決すべきだとの認識を示した。(了)