支部懇談会開催報告

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時代を追い越す施策を=内外情勢調査会で講演―後藤山梨知事

2016.12.7

 山梨県の後藤斎知事は11月21日夜、甲府市内で開かれた内外情勢調査会で、「動く!ダイナミックやまなし2016」と題して講演した。各種計画の策定や実行に力を注いだ1年9カ月の県政運営を振り返り、「時代を追い越す施策や目標を作らなければいけない」との認識を示した。

 基幹産業の観光について「雇用や経済を引っ張る力がある」と期待を寄せる。東部地域の笛吹、山梨、甲州の3市などとスクラムを組んで推進するワインリゾート構想や、文化と歴史を中心とした南部地域の観光振興策に触れ、「周遊(観光)も磨きをかけている」と強調した。

 昨年2月に就任後、マレーシアやタイ、インドネシアなどでトップセールスを実施。経済成長著しい東南アジアの活力を積極的に取り込んでいく考えだ。今年8月にはマレーシアの首都クアラルンプールに県産果樹や観光情報を発信する「富士の国やまなし館KL」を開設しており、「地場産業が持っている優位性をこの拠点を中心に広げてもらいたい」と呼び掛けた。

 県政重要課題の人口問題に関して、減少幅が縮まっている実績を紹介。手厚い企業立地支援制度や健康寿命日本一などの要素が相まって「社会減にブレーキがかかっていると理解したい」と述べ、前向きに人口減対策に取り組む意向だ。

 JR東海のリニア中央新幹線が11年後に開通する予定であることにも言及し、「山梨の経済活動や暮らしがより向上する最後の切り札になる可能性がある」と認識する。その上で「オール山梨でやり遂げていかなければならない事業だ」と力説した。(了)