支部懇談会開催報告

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国体「大きなレガシーに」=内外情勢調査会で講演―達増岩手知事

2016.12.7

岩手県の達増拓也知事は12月6日、盛岡市内で開かれた内外情勢調査会で講演した。今年開催された岩手国体と全国障害者スポーツ大会を振り返り、「今後の大きなレガシーとなる」と強調。その上で、国体の成果や経験を次世代につなげようと、文化やスポーツの施策を推進する上で指針となる「県文化スポーツ振興戦略」を策定する考えを示した。

 県は両大会を東日本大震災で全国から寄せられた支援に対する感謝を伝える大会と位置付け、障害者アスリートを支援するボランティア約1200人を養成するなど、オール岩手で準備を進めた。また、文化芸術や食などを通して両大会を盛り上げる「国体・大会プラス」も展開。知事は「これらのレガシーを踏まえて文化スポーツ振興戦略を策定する」と述べ、戦略推進に向けて、文化やスポーツに関する事務を知事部局に一元化した新組織を設置すると説明した。

 戦略に掲げる重点施策として、同県釜石市が開催都市の一つとなっている2019年ラグビーワールドカップ(W杯)を取り上げ、「沿岸三陸を中心に岩手の魅力を高め、国内外に発信する」と意気込んだ。また、県ゆかりの漫画家の作品を集めた「コミックいわて」の発行など漫画を活用した県の取り組みを紹介。「漫画による地域振興は全国、海外へと広がるつながりの中で着実に効果が出ている」とアピールした。

 被災した三陸地域の振興についても触れ、地域の観光振興のかじ取り役となる「三陸DMOセンター」を4月に設置したことを報告。震災語り部の体験談を聞く復興ツーリズムや三陸ジオパークなど地域資源を生かした教育旅行の誘客を推進する意向を示した。(了)