支部懇談会開催報告

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避難地域ゼロが復興の本質=福島知事講演―内外情勢調査会

2017.8.1

福島県の内堀雅雄知事は7月31日、福島市内で開かれた内外情勢調査会で、「FUKUSHIMAの未来」と題して講演した。東京電力福島第1原発事故に伴う避難地域をめぐり、「海外では『福島に人が住めるのか』と言われた」とのエピソードを紹介。実際は現在までに県面積の3%に縮小したと指摘した上で、「7市町村に及ぶ避難地域をゼロにすることが福島復興の本質だ」と語った。

 内堀知事は「復興、地方創生のキーワードは一つしかない。『挑戦』だ」と強調。鏡石町の町立図書館から眺められる田んぼアートや、三島町の廃校舎を利用した宿泊施設を紹介。「革新するイノベーションと共に、既にあるものを生かすリノベーション、これらを国内外に伝えるコミュニケーションが大事だ」と訴えた。

 県内の農産品に根強く残る風評被害について会場から質問を受けると、「今なお輸入規制をかける国があり、簡単には解けない」と分析。東南アジアなどで規制が緩和され、県産品の輸入が増えていることから、「共感してくれる国に対して重点的に働き掛ける」との考えを示した。 (了)