支部懇談会開催報告

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「安全な宮崎づくりを」=内外情勢調査会で講演―河野宮崎知事

2018.8.22

 宮崎県の河野俊嗣知事は7月19日、宮崎市内のホテルで開かれた内外情勢調査会で講演した。鹿児島県との県境にある霧島連山の噴火や、大阪北部地震、西日本豪雨と自然災害が相次いでいることを踏まえ、「南海トラフ巨大地震もある中、常在危機の意識の下、災害の教訓を生かして安全な宮崎づくりに取り組みたい」と述べた。

 霧島連山をめぐっては、新燃岳とえびの高原(硫黄山)が相次いで噴火した。噴火後にはふもとの河川が白濁し、周辺農家が水稲作付けを断念した。風評被害による観光客の減少も懸念されていることから、飼料作物への作付け転換、プレミアム商品券の発行などを後押しするために2億7900万円に上る追加補正予算を編成したことを紹介。「国や地元の自治体と連携しながら、地域に寄り添った支援を続けていきたい」と話した。

 大阪北部地震でブロック塀の倒壊による死亡事故が発生し、県でも塀の緊急点検を実施。耐久性に問題があるものが見つかっており、早急に安全対策を講じる必要があるとの認識を示した。西日本豪雨では被災自治体に保健師を派遣。「今後は技術者の派遣なども想定される。復興には時間がかかるだろうが、全力で支援したい」と述べた。

 また、2019年ラグビーワールドカップ日本大会、20年東京五輪・パラリンピックと大きなイベントが控えていることに触れ、「宮崎に目を向けてもらう大きなチャンス」と説明。県には長年のスポーツキャンプの受け入れ実績があることを紹介し、「食や医療の分野で他の地域と差別化を図りたい」と話した。

 今年度の重点事業として、若年層の県外流出を背景とした人材育成や中山間地域対策、地域経済をけん引するような企業づくりなどを挙げた。(了)