お知らせ

長谷川経済同友会代表幹事のごあいさつ(テキスト版)―新年互礼会

2013.01.24

  本会など時事通信グループが7日、都内・帝国ホテルで開催した新年互礼会で長谷川閑史経済同友会代表幹事にごあいさつをご紹介いたします。

◆経済同友会代表幹事 長谷川閑史 氏のごあいさつ「若い人に活躍の場を与え、閉塞感を打破」

  皆さん、明けましておめでとうございます。
  乾杯の挨拶ですから、あまり不景気な話をすると乾杯に勢いがつきません。できるだけポジティブな話をしたい。

<閉塞感打破の兆し>

  長い間、「失われた20年」とも言われまして、閉塞感に閉ざされていた日本に、ようやくその閉塞感を打破する兆しが見えたような感じがする。なぜこのように長い間、低迷だったか、さまざまな事情、理由があると思うが、口幅ったい言い方をすれば、私は日本人の性質にも起因しているのではないかなと思っている。

<異端児の現われにくい組織、社会に>

  高度成長しているときは、われもわれも自分もおみこしを担いで高度成長の担い手となり、豊かになる。そういう気分で行ったと思うが、いったん物事が悪くなったら、それを突き破ろう、打ち破ろう、そういう異端児がなかなか現れにくい、そういう社会になってきているような気がする。

  ここにお集まりのお歴々、リーダーの方々は、おそらく若いころには異端児で、ある意味では扱いにくい、そういった人たちであった方も多いのではないかと思う。ところが、自分たちが年を取ってくると、そういう異端児がいると、いつの間にか、成功した組織、大きくなった組織では、そういう人をつぶしてしまい、あるいは尊重しない、そういう傾向が出てくるのではないかと思う。

<閉塞感打破には跳ねっ返りに活躍の場を>

  自分たちが若い頃、何をしてきたかということをもう一度思い出していただいて、自分たちが跳ねっ返りであったり異端児であったり、鼻つまみ者であったかもしれない。そういう人たちが組織の中にいれば、ぜひ、そういう人たちにも活躍の場を与える。そのぐらいの気持ちで臨んでいかないと、なかなか閉塞感は打ち破れないし、壁は打ち破れません。

<若い人が閉塞感打破―日本再生元年に>

  われわれは日本の高度成長を実現し、これだけの生活レベルを実現した、そういう担い手だが、同時に、われわれがこの閉塞感をそのまま後の世代に渡していくわけにはいかない。そういう意味で、皆さんがぜひ自分の若い頃を思い出して、思い切って若い人たちに活躍の場を与え、閉塞感を打破する。そういったことを心掛けていただくことを祈念し、それが安倍政権の努力と結び付いて、日本再生の元年になることを祈念し、併せて皆さまのご健勝と2013年がよき年になることを祈念いたしまして、乾杯の音頭を取らせていただきたいと思います。ご唱和のほどをよろしくお願いいたします。

  それでは「乾杯!」。どうもありがとうございました(拍手)。