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小野寺防衛大臣がご講演―8月全国懇談会を開催

2013.08.26

8月の全国懇談会を26日、講師に小野寺五典防衛大臣をお迎えし、開催しました。
小野寺防衛相は「我が国安全保障の現状と課題」と題して講演。
日米ガイドライン再改定に向けた米国との協議で、北朝鮮のミサイル攻撃に対処するため
「敵基地攻撃」の在り方が議題になるとの見通しを示した。

【時事通信】敵基地攻撃、米と協議も=ガイドライン再改定で―小野寺防衛相

 小野寺五典防衛相は26日、東京都内で開かれた内外情勢調査会で講演し、近く本格化する日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の再改定に向けた協議で、北朝鮮の弾道ミサイル攻撃に対処するための「敵基地攻撃」の在り方が議題になるとの見通しを示した。
 防衛相は「日本は高性能のミサイル防衛システムを持っているが、何発も撃ってこられたときに防ぎ切れるか。撃ってくる本を絶たないと、安全保障上ちゃんとした対応ができない」と述べ、敵基地攻撃能力の保有の必要性を強調した。
 敵基地攻撃は、自衛の範囲内なら合憲とされるが、自衛隊にはその装備がない。防衛相は「(有事の際は)代わりに米軍が攻撃してくれるというのが日米同盟の基本だが、日米ガイドラインはそんなことを想定していない」と指摘。「1、2年かけて(再改定を)議論する中で、策源地(敵基地)攻撃能力の日米の役割をどうするかが議論として出てくる可能性がある」と語った。 
 敵基地攻撃能力に関し、安倍晋三首相は5月の国会答弁で「日本を攻撃しようとしているミサイルに対して『米軍が攻撃してください』と頼む状況でいいのか」と述べ、保有検討に意欲を示した。自民党も保有検討を政府に提言している。(了)

◆「日米ガイドライン」とは

 日米ガイドライン 平時から有事に至るまで自衛隊と米軍の役割分担を定めた文書で、冷戦時代の1978年に策定された。朝鮮半島有事などを想定し、97年に改定された。
 日米両政府は昨年8月、中国の軍事的台頭などの情勢変化を踏まえ、ガイドラインを再改定することで基本合意。実務者間で論点の洗い出しを進めており、10月に東京で行う日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で、本格的な検討着手を確認する見通しだ。【時事通信】