お知らせ

林芳正農林水産相がご登壇―12月全国懇談会

2013.12.09

  12月の全国懇談会を9日、林芳正農林水産大臣を講師にお迎えし開催
しました。

  林農林水産相は「農林水産業・地域の活力創造に向けて」と題して講演。
環太平洋連携協定(TPP)交渉の焦点となっている農産物の関税問題に関し、
コメなど重要5項目の関税維持に全力を挙げる考えを強調するとともに、5項
目の関税撤廃の例外扱いを求めた国会決議をしっかり守る方針で最終的な
交渉に臨んでいると説明した。 

◆重要農産物の関税必要=TPP「国会決議守る」−林農水相

  林芳正農林水産相は9日、東京都内で開かれた内外情勢調査会で講演した。環太平洋連携協定(TPP)交渉の焦点となっている農産物の関税問題に関し、林農水相は「他国との(国土の広さなど)生産条件の差を補正するために、ある程度の高さの関税は必要だ」と語り、コメなど重要5項目の関税維持に全力を挙げる考えを強調した。

  シンガポールで行われているTPP交渉の閣僚会合については「(5項目の関税撤廃の例外扱いを求めた)国会決議をしっかり守る方針で最終的な交渉に臨んでいる」と説明した。
 
  林農水相は講演後の質疑応答で、今後の農業政策の考え方として「土俵(関税)を少し高くして、強い力士(農業)になってもらいたい」と発言。関税を維持した上で、コメ生産調整(減反)の廃止や農地集約など構造改革を推進し、日本の農業の競争力を強化する意向を示した。

  一方、主食用米の消費が低迷する中、過剰生産を招きかねない減反廃止を決定した点については「当面は最低でも年間8万トンは(需要拡大が期待できる)飼料用・米粉用米へシフトさせていく」と語った。

  政府は2014年度から主食用米の補助金を削減する一方、飼料用米への転作奨励金(水田10アール当たり8万円)を最大10万5000円に増額する方針を決めている。(了)