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カナダのクラグストン大使がご登壇―6月全国懇談会

2014.07.01

 6月の全国懇談会を30日、都内のホテルで、講師にカナダのマッケンジー・クラグストン駐日大使をお迎えし、開催しました。

 クラグストン大使は「多文化主義のカナダ〜神戸生まれの大使が語る〜」と題して講演。同国は1971年に世界で初めて多文化主義政策を導入したが、移民を定着させるためには、移民を支援し続けることが大事だとして、法律、政策で支援する体制を整えたことを強調した。その結果、年間25万人の移民が流入し、@主要8カ国(G8)の中でで人口増加率が5.9% A先進7カ国(G7)での中で外国生まれの労働者の比率が21.2%―と最も高い社会を実現しているという。

◎多文化主義支える移民政策=法的支援必要―駐日カナダ大使

 カナダのクラグストン駐日大使は30日、都内のホテルで開かれた内外情勢調査会全国懇談会で、「多文化主義のカナダ」と題して講演、同国の多文化主義は他国に先駆けて導入した移民支援策に裏打ちされていると強調した。
  クラグストン大使によると、カナダは1971年に世界で初めて多文化主義政策を導入し、88年には多文化主義法を制定して移民を政策・法制面で支援する体制を整えた。これにより、カナダには年間25万人の移民が流入、主要8カ国(G8)の中で最も人口増加率が高いという。
 日本でも移民の受け入れ拡大を求める声が一部で上がっているが、大使は労働力だけのために一時的に移民を受け入れるのではなく、移民を保護する法律や支援策の整備が必要だと指摘した。 
  また、カナダが米国、メキシコと締結した北米自由貿易協定(NAFTA)により、カナダの国内総生産(GDP)が20年間で114兆円増え、NAFTAを不安視していたカナダのワイン産業も活性化されたことを紹介。日本が交渉に参加する環太平洋連携協定(TPP)への農業団体などの懸念に関して、競争力確保により事態を打開できるとの見解を示した。(時事)