人口減克服へ攻めの姿勢=内外情勢調査会で講演―三村青森知事

青森県の三村申吾知事は3月11日、青森市内で開かれた内外情勢調査会で講演した。知事は、2019年度から5年間にわたる県基本計画「『選ばれる青森』への挑戦」で、人口減少克服を最重要課題と位置付けていることを踏まえ「次の世代に示したいのは、青森にはさまざまな多様性と可能性があるということ。人口減少克服に向け、この多様性と可能性を存分に生かしながら、攻めの姿勢でチャレンジしていく」と語った。

 まず、知事はこれまでの取り組みを紹介。新規就農者数の増加や企業誘致の実績、鮮魚など県産品を主に西日本やアジアに届ける流通サービス「A!Premium(エープレミアム)」の好調、外国人延べ宿泊者数の伸びなどをアピールした。

 県は19年度当初予算案で、基本計画の推進事業に約310億円を充てた。基本計画では「食と観光成長」「多様なしごと」など策定した五つの戦略プロジェクトに基づき、各種施策に取り組む。知事は具体策として①ブランド米「青天の霹靂」のブランド強化②今年7月に国際定期便として3路線目となる青森―台北の事業に力を入れる③人工知能(AI)などを活用した先端農業技術の導入推進―などを説明した。

 知事は「人口減少による社会システムの崩壊をどう防ぐかということを総力戦でやっていく。どんな厳しい時代であっても、青森には『人財』という宝がある。この人の力を持って青森を元気にしていきたい」と強調した。(了)