ニーズに応じた取り組みで持続目指す=内外情勢調査会で講演―柴橋岐阜市長

 岐阜市の柴橋正直市長は11月6日、市内で開かれた内外情勢調査会で「持続可能な未来を目指して~“2020”来たるべくチャンスを掴む~」と題して講演した。人口減少の対策としてニーズの高まる子育て支援や、2020年に向けて力を入れる観光の取り組みを説明した。

 柴橋市長は冒頭、人口減少問題に触れ、その中で「若い世代は圧倒的に転出超過、一方で40代は転入超過になっている」と指摘。また、子育て世代への調査で共働き世帯が増えていることから、行政だけでなく民間企業でも、より子育て支援が必要であると訴えた。このほか、多胎育児支援や紙おむつの回収など他の自治体では珍しい取り組みを挙げた。

 また、観光については20年1月から放送が始まるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に向け、「岐阜城の展示を大河仕様にする」と周辺整備を進めていると説明。さらに、商店街周辺の地価の下落傾向を受け、リノベーションまちづくりの取り組みを紹介。その一環で、民間企業の協力により喫茶店がオープンしたことについて、「民間主導の取り組みが行われているのは勇気づけられる」と語った。

 最後に、20年度予算編成方針を説明。防災や下水道などの施設の老朽化に目を向け「次世代に向けての環境整備は一定の財源がないとできない」と話した。また「20年はいろいろなチャンスがある。シビック・プライドを高める絶好の機会」と締めくくった。(了)