持続的発展へ「磨きかける」=内外情勢調査会で講演―松井広島市長

 広島市の松井一実市長は9月28日、広島市内のホテルで開かれた内外情勢調査会で「広島の『まち』の持続的な発展に向けて」をテーマに講演した。市の新たな基本構想やまちづくりの具体的な施策について説明。「持続可能性を求め、堅実に、今ある魅力に磨きをかけていく」と意気込みを示した。

 基本構想は国際平和文化都市を目指し、「世界に輝く平和のまち」「国際的に開かれた活力あるまち」「文化が息づき豊かな人間性を育むまち」の三つを柱にしたと説明。このうち「世界に輝く平和のまち」では、被爆した建物の改修やピースツーリズムなどを紹介した。

 松井市長は「過ちを二度と繰り返さないという『ヒロシマの心』を市民社会共通の価値観にしていく」と訴えた。

 「国際的に開かれた活力あるまち」では、各地域の再開発やサッカースタジアムの建設など、住みやすくにぎわいのあるまちづくりを推進。豪雨災害からの復興で災害に強い、安全・安心なまちづくりにも取り組むと強調した。「文化が息づき豊かな人間性を育むまち」では、女性活躍の推進やスポーツ・芸術振興に意欲を見せた。

 県や国などと「共助」するとともに、各施策の実現には対話、ビジョン、実行の順序が重要だと指摘。「政策の方向性や持続性を高める手法であり、これらを貫くことで引き続き市政運営を行っていく」と語った。
(了)