「コロナ後」に魅力ある街作りを=内外情勢調査会で講演―花角新潟知事

 新潟県の花角英世知事は1月21日、新潟市内のホテルで開かれた内外情勢調査会で、「県政の諸課題について」と題して講演した。花角氏は「いずれ新型コロナウイルスそのものとは折り合いを付けて、社会活動は平常化していく」と指摘し、「(コロナ後に)新潟が経済の活力を得られるように、魅力あるまちづくりに取り組んでいる」と語った。

 花角氏はまちづくりの柱の一つとしてデジタル化など「産業構造の転換」を挙げた。情報通信技術(ICT)などを活用した画期的な事業を支援する施策に3億円の予算を投入したことを紹介。「(県内で)ICTの事業を始めてみようという人が間違えなく出てきている」と成果を語った。

 また、花角氏は大規模災害について、「(被害を)起こさせない対策をあらかじめ講じていくことに(時代が)流れてきている」として防災や減災の重要性を強調。その上で、県内企業と連携して「防災に関連する産業の(企業)集団を新潟に形成したい」と話した。(了)