2022年8月4日(木)
次世代に残すまちづくりを=内外情勢調査会で講演―佐藤宇都宮市長
宇都宮市の佐藤栄一市長は6月6日、市内で開催された内外情勢調査会で「未来都市うつのみや~スーパースマートシティ~」と題して講演した。少子高齢化の進展により、現役世代が支える高齢者数の増加が見込まれる。市長は「次の世代に残す宇都宮のまちづくりをして、われわれの世代の責任を果たす」と訴えた。
市は、拡散した都市機能や日常生活に必要な機能を集約したコンパクトシティーの形成を促進している。コンパクトシティー内で公共交通を充実させれば高齢者が一人で病院や買い物に出掛けやすくなると説明。「このままでは市街地が拡大して、行政にとって効率の悪いまちになる。居住や都市機能を誘導していく必要がある」と述べた。
再開発中のJR宇都宮駅東口地区について、現状の整備状況などを紹介。民間のホテルや病院、市のコンベンションホールが集まる東口は「交流人口を増やすための拠点となる」と話した。
また、市長は子どもの貧困対策にも言及。子どもの生活習慣が乱れているといった「関係性の貧困」や「経済的貧困」に対応するため市が推進する「子どもの貧困対策プロジェクト」を紹介した。中でも「関係性の貧困」については、子どもの親も幼少期に同じ生活を送っていた傾向があると指摘。親への支援も必要であることから、親の子育て負担を軽減するために「親と子どもの居場所」を開設したと述べた。
このほか、教職員数の充実や中高一貫教育の推進にも取り組み、「企業も人も、夢や希望を持って暮らせるまちをつくっていく」と意気込んだ。(了)
宇都宮市の佐藤栄一市長は6日、市内で開催された内外情勢調査会で「未来都市うつのみや~スーパースマートシティ~」と題して講演した。少子高齢化の進展により、現役世代が支える高齢者数の増加が見込まれる。市長は「次の世代に残す宇都宮のまちづくりをして、われわれの世代の責任を果たす」と訴えた。
市は、拡散した都市機能や日常生活に必要な機能を集約したコンパクトシティーの形成を促進している。コンパクトシティー内で公共交通を充実させれば高齢者が一人で病院や買い物に出掛けやすくなると説明。「このままでは市街地が拡大して、行政にとって効率の悪いまちになる。居住や都市機能を誘導していく必要がある」と述べた。
再開発中のJR宇都宮駅東口地区について、現状の整備状況などを紹介。民間のホテルや病院、市のコンベンションホールが集まる東口は「交流人口を増やすための拠点となる」と話した。
また、市長は子どもの貧困対策にも言及。子どもの生活習慣が乱れているといった「関係性の貧困」や「経済的貧困」に対応するため市が推進する「子どもの貧困対策プロジェクト」を紹介した。中でも「関係性の貧困」については、子どもの親も幼少期に同じ生活を送っていた傾向があると指摘。親への支援も必要であることから、親の子育て負担を軽減するために「親と子どもの居場所」を開設したと述べた。
このほか、教職員数の充実や中高一貫教育の推進にも取り組み、「企業も人も、夢や希望を持って暮らせるまちをつくっていく」と意気込んだ。(了)