独自の群馬モデルは最先端=内外情勢調査会で講演―山本群馬知事

 群馬県の山本一太知事は11月16日、前橋市内のホテルで開かれた内外情勢調査会の会合で「群馬の未来構想」と題して講演した。山本氏は、「群馬県より最先端にある都道府県はない。あらゆる分野で一歩先を行っている」と強調。情報発信やメディア戦略、国への働き掛けなどを例に、独自の「群馬モデル」構築について語った。

 山本氏は、県政運営の根幹として「劣化東京をつくってはならない」ということを県職員に繰り返し伝えていると紹介。知事就任後に真っ先に取り組んだ情報発信スタジオの整備も、「全国で一番高い県庁の32階につくったことで、独自の群馬モデルになった」と説明した。

 現在、未来構想の3本柱の一つに掲げている「クリエーティブの発信源」については、「クリエーターが群馬県で映像などを作りたいと思える環境を整えることがまず第一だ」と強調する。映画産業のトップらに会ってロケなどの売り込みも進めており、「幅広い観光戦略の効果が生まれる可能性がある」と期待感を示した。

 また、県のメディア戦略の構築に当たり、「60代以上の人はテレビを見るが、20、30代はテレビをそもそも持っておらず、40、50代もあまり見ない」と分析。「訴求力を上げていくためには、ネットにもっとシフトしていかなければならない」と指摘した。

 11日に発足した「温泉文化」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録を推進する自民、公明両党の議員連盟は、山本氏と馳浩石川県知事が骨を折って実現したという。山本氏は今回と同様に、「地方から与党に働き掛ける独自のモデルをつくりたい」と意気込みを語った。(了)