リスク取り、チャレンジ目指す=内外情勢調査会で講演―大村愛知知事

 愛知県の大村秀章知事は11月28日、名古屋市内で開かれた内外情勢調査会で「愛知が起こす成長革命~今こそ、ファースト・ペンギンを目指そう」と題して講演し、「リスクを取ってチャレンジすることをしっかり目指していきたい。そういう存在で愛知もありたい」と述べた。大村氏はスタートアップ支援や同県長久手市に今月開園した「ジブリパーク」にも触れ、「すべては人を集め、イノベーションを起こしていく仕掛けだ」とアピールした。

 大村氏は冒頭、日本の国内総生産(GDP)が25年間でほぼ横ばいだと指摘。一方で愛知県の2019年度のGDPは10年度と比べて増加しており、「成長力では全国をけん引してると言っても過言ではない」と語った。

 県の事業では名古屋市内に24年10月、スタートアップ支援拠点「STATION Ai」が開業する。シンガポール国立大やイスラエル政府などと連携して、「ものづくりをベースにIT、デジタルと掛け合わせた融合型のスタートアップエコシステムをつくっていきたい」と愛知モデルの確立に意欲を示した。

 25年夏にはアジア最大級とされる「愛知国際アリーナ」も名古屋市内にオープンするほか、今後もリニア中央新幹線の開業や中部国際空港の滑走路増設などの大型事業が控えている。大村氏は、これらの中でも核となるのはジブリパークだとして、「これをスタートに、これからさらに付加価値を付けていく」と語った。

 また、リニア開業や中部国際空港の充実で人の往来を増やすとし、「グローバルにデジタルを加味して愛知をつくっていきたい」と締めくくった。(了)