成長性意識し都市経営する=内外情勢調査会で講演―早川足利市長

 栃木県足利市の早川尚秀市長は12月6日、同市内で開催された内外情勢調査会で「挑戦し続けるまち 足利」と題して講演した。「行政運営から都市経営といわれており、成長性や収益性を意識しなければいけない。前年度からの仕事を漫然とやるのではなく、事業の成果をチェックをして、見直しをしていくべきだ」と述べた。

 昨年5月の市長選で初当選した早川市長は、就任以来「課題を先送りにしない」「市政の動きが見えるようにする」「民間との接点を増やす」といった視点で市政運営に当たっていると説明した。

 特に官民協働については「市が単独でできることは限られている。民間との結び付きを大事にしていきたい」と述べた。実例としてゲームソフトの開発販売を手掛ける企業と包括連携協定を結び、同社の社員によるプログラミング講座を開催したことなどを紹介した。

 また「生産年齢人口や子育てをする世代を増やし、出生数を高めていく。そのためには子育て支援は欠かせない」と強調。これまで子ども医療費無償化の対象拡大や放課後児童保育の拡充などに取り組んできたが、「来年度は子どものワクチン接種支援など、もう一歩子育て支援をしていきたい」と意欲を示した。

 昨年、栃木県はベトナムのビンフック省と覚書を交わし、交流拡大を図ることで合意した。こうした縁もあり、足利市も同国との結び付き強化を図る方針だ。今月下旬には早川市長自らが同国を訪問する。「将来的な人材の確保や観光振興、インバウンドにつなげられるようベトナムに注目していく」と意気込んだ。(了)