2023年7月5日(水)
感染対策、国が提示を=内外情勢調査会で講演―平井鳥取知事
鳥取県の平井伸治知事は2月6日夜、鳥取市内のホテルで開かれた内外情勢調査会で「新型コロナを乗り越え、新たな鳥取を創る」と題して講演した。政府は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを「2類相当」から「5類」に移行させ、マスク着用も個人の判断に委ねる方針だ。平井氏はマスク着用も含めた基本的な感染対策について、専門家の知見を踏まえ国に示してほしいと求めた。医療機関や高齢者施設でのクラスター(感染者集団)対策は、引き続き強化すべきだとした。
県のインバウンド(訪日外国人旅行者)の回復に向けた取り組みも説明。今春、米子―ソウル間、米子―台北間を結ぶチャーター便が運航すると発表した。平井氏は「2路線のチャーター便を成功させ、海外路線の定着を目指したい」と意気込みを語った。
2023年度予算案についても言及。4月に知事選があるため、予算規模は骨格編成で約3350億になったと強調した。具体的には、コロナ対策のほか、県内の産業や生活の立て直しに力を入れる。(了)