2023年7月5日(水)
「子どもたちが『最高!』と思う県つくる」=内外情勢調査会で講演―岸本和歌山知事
和歌山県の岸本周平知事は5月15日、内外情勢調査会和歌山支部で「和歌山が最高!だと子どもたちが思う未来を!」と題して講演した。今年度新たに始めた「タウンミーティング」や「和歌山未来創造プラットフォーム」の設置について語り、「子どもたちが『和歌山最高だ!』と思う和歌山をつくっていきたい」と意欲を見せた。
「タウンミーティング」は、直接県民の声を聴き、その思いを生かした県政をつくることを目的に始めた。知事が県内各地の市町村を訪れ、地域の人と意見交換を行う。これまでに14市町村に出向いており、岸本知事は「現場の話を聴き、県政にフィードバックしていく」と強調した。
「和歌山未来創造プラットフォーム」は、県内外で活躍する起業家や経営者、アスリートらの有識者に、県の活性化につながる助言や提言をもらう場として設置した。知事が有識者と個別にやりとりを行う「アドバイザリーボード」と、県が取り組むテーマを設定し、各チームのリーダーに有識者を配置する「ワーキングチーム」がある。
ワーキングチームのテーマは「観光」「DX」「地方創生」「ワーケーション」「国際化」「文化・芸術」の六つがあり、今後増やしていく予定。各テーマの下に県庁の担当課を付けてチームにし、プロジェクトを立ち上げていくような仕組みだ。岸本知事は「任期4年のうちに公約を実現する。そのための仕掛けをつくり、着々と準備を進めている」と話した。(了)